専攻紹介
教育理念
近年の社会情勢の変化から、工学分野の「専門家」や「高度実務家」は、国際化への対応力、社会性を重視した視点、適切な倫理観をバランスよく持つことが求められています。このような背景のもとに、工学研究科は本学の建学の精神に基づき、国際的な視野と知の創造・継承・実践を目指し、複雑な課題にも果敢に挑戦し、問題解決することができる高度職業人を養成することを工学研究科の理念・目的としています。
さらに、地球的規模の危機や環境破壊が懸念される中で、科学技術万能という考え方ではなく、本学の特色である正しい歴史観、世界観に基づく全人的な人間形成も重視して大学院教育にあたっています。具体的には、英語科目と倫理科目の必修化により、英語表現力の向上、工学倫理に関する意識を身に付けた人材の養成を目指しています。
また、分野の枠を超えた知識を教授する科目群とより専門性の深い内容を学ぶ科目群を選択科目として配し、工学分野に共通する一般的知識と各専門領域において追求した深い知識をバランスよく持ち合わせた人材を育成し、社会のあらゆる局面で実力が発揮できる人材の育成を行っています。