教授 金森 審子

専門分野
①分子細胞生物学、生化学 ②タンパク質の品質管理機構の解析と応用
専攻/研究領域
応用理化学専攻/生命化学領域
研究紹介
皆さんは「アンチエイジング」と聞いて何をイメージしますか?日本はすでに、65歳以上の高齢者が占める割合が21%を超えた「超高齢社会」です。年齢を重ねても健康を保つため、身体を錆びつかせないように、抗酸化力を高める食品や薬を上手に使うことが望まれます。
身体の中にはもともと、過剰な酸化物を無毒化するシステムがあります。では、どうすればその働きを高められるでしょうか?私達の研究室では、細胞を酸化 ストレスから守る化合物を開発し、その効果を調べる研究をしています。特に、生体内で最も有力な抗酸化作用をもつ「グルタチオン」という分子と必須微量元 素である「セレン」に着目しています。
セレンは、過酸化水素を加水分解して無毒化する酵素の活性部位に存在して、酵素の働きに重要な役割を果たしています。そこで私達は、セレンをグルタチオ ンに組み込んだセレノグルタチオンという化合物を調製し、細胞に添加してみたところ、過酸化水素による細胞の致死率を低下させ、生存率を上昇させることが できました。
