准教授 中篠 恭一

専門分野
構造工学、有限要素解析
専攻/研究領域
機械工学専攻/航空宇宙学領域
研究紹介
「宇宙工学」と「やわらかい構造物」をキーワードに研究をしています.人工衛星やロケットなど,宇宙に関わる構造物は一般に頑丈なイメージがあるかもしれませ ん.しかし宇宙空間は地上に比べて極めて微小な力しか作用しません.そのため衛星や探査機などは必ずしも頑丈である必要はなく,やわらかい膜材料を使って 衛星をつくることも可能です.膜面を大規模に利用した宇宙構造物はGossamer構造物と呼ばれ,実は宇宙開発の黎明期から研究が続けられてきました. 例えば米国は1960年代初頭に直径30m超の風船型衛星(ECHOシリーズ)の打上げを行っています.近年の例では,JAXAが打上げを行ったソーラー 電力実証機IKAROSがあります.IKAROSはやわらかい膜面を遠心力で展開してソーラーセイル(太陽帆)に利用しており,まさしくGossamer 構造物の代表格と言えます.
私達の研究室では,有限要素法と呼ばれる数値解析法を利用してGossamer構造物の構造特性を調べています.先に挙げたソーラーセイルの他,大気圏突入の新技術として注目されているバリュートシステム,新型の成層圏気球などが主な研究対象となっています.
