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教授 檮木 智彦

専門分野

輸液自動管理システム、脳組織生理状態自動制御システム、受診支援システム、心理学的応答特性解析システムなどの開発研究

専攻/研究領域

医用生体工学専攻/医用生体工学領域

研究紹介

 医用生体工学とは、工学技術を医療に適用することを目的とする医用工学と、生体の形態や機能を工学に活かす生体工学を合わせた学問領域です。その中で、現 在、私の研究室では、特に救急医療や集中治療における脳蘇生治療の効率化や高度化のために、種々の治療ガイドラインで管理項目に挙げられている脳圧、脳血 流量、脳温を同時に自動制御するシステムの開発研究を基礎から行っています。救急医療において心肺蘇生の次に行われる脳蘇生治療の充実が大変重要であると いう認識が、近年、世界的に高まっているのに対して、実際の脳蘇生治療の現場では、専門スタッフの不足や高騰する医療コストなどが問題となっており、開発 中のシステムが完成して臨床で実現するようになれば、専門スタッフをルーチンワーク的な過重労働から解放することができ、医療コストも抑制することが可能 になるでしょう。また、現場で余裕が生じた分を他の項目の治療に回せば、よりきめ細やかな脳蘇生治療が実現でき、治療成績も向上するのではと考えていま す。そのような状況になれば、脳蘇生治療の標準化も進み、今までは実施していなかった病院でも脳蘇生治療に取り組めるようになるかもしれません。安心・安 全は医療システムの構築という観点からも、ぜひ進めていきたい開発研究です。